5年ぶり20回目の出場となった全日本大学野球選手権の先発を任されたのは、

先発中山怜(4年・奈良大附属)。

　立ち上がりから東京ドームの雰囲気に飲まれず、

普段と変わらない落ち着いた投球を見せ、三者凡退に打ち取ります。

　しかし、1回裏佛教大の攻撃は三者凡退で討ち取られます。

　すると、2回表先頭の4番打者にホームランを浴び1点を奪われます。

その後、三塁打を打たれるが後続を抑え追加点を許しません。

　2回裏 二死ランナーなしの場面。６番坪倉斗（4年・近江）がショートの失策により

出塁すると、7番森本（2年・天理）の右前安打でランナー1、2塁となります。

しかし、この回でも好機で1本が出ず無失点となります。

　4回表 先頭打者を四球で出塁させると、4番に2打席連続となる右越本塁打を放たれ、

2点を奪われます。

　5回表2番手木下（2年・奈良大附属)に代わります。

先頭打者から三振を奪い、この回三者凡退に抑えます。

木下は5回を完璧に抑え最終回へ望みをつなげます。

　最終回、先頭の木岡（2年・上宮太子）の投手内野安打で出塁し前田（4年・奈良大附属）が四球を選び、1死ランナー1、2塁の好機を演出します。

その後、二死満塁となりこの日初打席となる1番松本康（3年・北陵）が

左前適時打を放ち1点を返します。

続く2番吉村（4年・龍谷大平安）が四球を選び1点差に詰め寄ります。

流れを完全にうちに呼び寄せると途中出場の八木（3年・北陵）が中前安打を放ち、

二塁走者の松本が快速を飛ばし好走塁を見せ、サヨナラ勝ちを収めました。

　8回までは劣勢に立たされていましたが、

リーグ戦と同様に最後まで諦めない佛教大学の野球を全国大会でも見せることができ

大逆転勝利しました。

　全国大会では久々の勝利となりました。

応援団とスタンドの凄まじい声援もあり今までにない一体感がありました。

　次の愛知工業大学戦もスタンドとベンチが一体となり勝利を目指したいと思います。

　今後とも、ご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。